働く看護師のキャリアアップに重要な資格

看護師の職場にも様々な種類がある。様々な職場でのキャリアアップに向けて、専門看護師、認定看護師、認定看護管理者、特定行為看護師などの資格がある。このなかで、特定行為看護師だけは資格ではなく、厚生労働省が定める特定行為ができる者をいう。これらのスキルは、取得に時間がかかることもあるが、管理職としての就業や給料アップの可能性があるため、目指す方も多い。

最初のキャリアアップとして考えられるのが、専門看護師や認定看護師だ。前者の場合は2017年から、遺伝看護、災害看護などの新ジャンルも登場し、選択肢が増加している。時代にあった専門看護師を求める施設も増えていて、今後ニーズが高まることも予測できる。

後者の場合、専門性だけでなく、看護師の指導、看護の改善策の提案など、より高度な技術や知識が求められる。患者への情報提供だけでなく、看護師の手本となるので病院や施設にとって重要な存在となるだろう。さらにレベルアップすると認定看護師管理者資格が必要となる。これには、経営知識も加わるため、政府や厚生労働省、WHOの政策や動向などを学ぶことが必要となる。管理者のスキルがあれば、施設や病院からも求められ、より良い職場に転職できるかもしれない。

また、資格でなくても特定行為看護師のスキルを取得すれば、特定の医療行為を自己判断で行えるようになる。これにより看護業務の幅も広がり、スムーズな医療行為と看護ができるだろう。以上のスキルを比較し、自身にあったものを取得すれば、専門性の高い充実した看護を提供できるといえる。今後、さらに活躍するためにもキャリアアップを目指してみるのも良いかもしれない。